Books / AIRS System Charter
観光記憶圏試論
AI時代に、人はなぜその場所を忘れないのか
那須での二年間・900本超の動画制作・100店舗超のフィールドワークから、観光地を『記憶の地図の交差点』として捉え直す試論。AIRSシステムの理論的バックボーン。
AIRSシステムの理論的バックボーン
本書は、map-s.site、g-maps.shop、okyakusa-ma.com、air-s.jp、clip.air-s.jp を ばらばらのWebサービスではなく、「場所の記憶」を観測し、保存し、発信し、地域へ返礼する AIRSシステムとして接続するための憲章的テキストです。
Chapter Archive
章別全文アーカイブ
はじめに
はじめに
本書は、観光地論ではない。地方創生論でもない。SNSマーケティング論でもない。
章を読む →第1章
第一章 那須という実験場
2年間・900本・100店舗のフィールドワーク
1-1 フィールドワークの始まり2023年秋、私は那須への行き来を始めた。最初の数ヶ月は、ただ車で走った。場所を覚えるために。
章を読む →第2章
第二章 Save → Plan → Impulse
SNSが明かした人の移動の構造
2-1 三つのプラットフォームの役割実験の結果、三つのプラットフォームには明確な役割分担が存在することがわかった。
章を読む →第3章
第三章 既存研究との対話
Place Attachment・Third Place・Experience Economy
3-1 Place Attachment研究欧米の場所研究において、最も広く知られる概念の一つがPlace Attachmentである。Scannell & Gifford(2010)は、Place Attachmentを「人・場所・心
章を読む →第4章
第四章 観光記憶圏という仮説
定義・条件・那須での観察
4-1 仮説の定義私は、観光記憶圏(Tourism Memory Zone)を、以下のように仮定義する。
章を読む →第5章
第五章 地域全体が世界観を形成する
競争しながら紹介し合う構造
5-1 非競争的協調という観察那須での最も重要な観察の一つが、店舗間の非競争的な協調関係である。あるカフェの店主が、別のカフェを「ぜひ行ってみてください」と紹介した。パン屋が、地域の他の食事処を勧めた。100店舗を超えるフィールドワーク
章を読む →第6章
第六章 AI時代に場所はどうなるか
6-1 AI検索と場所の発見2024年以降、生成AIを使った検索が急速に普及している。「那須で犬連れで入れるカフェを教えて」「黒磯でひとりでゆっくりできる静かなカフェは」。こうした自然言語による検索に、AIが答える時代になった。
章を読む →第7章
第七章 日本観光記憶圏50
観測のための仮説的地図
7-1 なぜ地図を作るのか本章では、「日本観光記憶圏50」という仮説的なリストを提示する。
章を読む →第8章
第八章 世界観光記憶圏35
比較研究という次の旅
8-1 問い:これは那須だけの現象か本書の中で、私は観光記憶圏という仮説を提示した。そして日本観光記憶圏50という第一版の仮説的地図を提示した。
章を読む →第9章
第九章 AIRSという仮説
観光記憶圏は観測できるのだろうか
9-1 Place Attachmentの次ここまで私は、観光記憶圏という仮説について書いてきた。
章を読む →終章
終章 それでも、人は場所を忘れない
私はこの本を書きながら、何度も自分自身に問い続けた。なぜ人は、その場所へ行くのだろう。
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